「なぜに軍手?」
「ホームセンターとかにポリエステル製の安い軍手がいくらでも置いてあるじゃないか?」
そう思われるであろうことは承知しております。
そんなふうに考えていた時期が僕にもありました。
実は、マイティ3をはじめとした各商品の付属品として、2022年1月から全てこの軍手に切り替えています。
軍手に掛かるコストが跳ね上がりましたが、気に入ったものだけを販売するというスタンスですので、コストには目をつむり涙を呑んで採用しました。
少なくとも僕には変えるだけの理由があったということです。
大多数が取るに足らないとする僅かな違いでも。
【新型軍手に変えようと思ったきっかけ】
なぜかスポンジをポロポロと落としてしまうことが続いたことがありました。
またある時から、軍手をはめていつも通りスポンジで施工する際に、グニョグニョしたダイレクト感のない気持ち悪さを感じるようになりました。
それが手の疲れにも繋がっているようにも感じました。
なぜだろうと素手でやってみたら、手は汚れるしスポンジは落としやすいままですが、グニョグニョしたダイレクト感のなさはなくなりました。
色々と試行錯誤するなかで、手と軍手がぴったりフィットしておらず僅かでも滑っていたり、軍手の繊維が太く厚みがあると、それらのせいでスポンジを動かす時のチカラがわずかに逃げてしまいます。
それがスポンジの落としやすさや感触の気持ち悪さに繋がっていると気付きました。
これが今までの軍手ではダメだと思い始めたきっかけです。
【新型軍手の特徴】
一般的な軍手と比べると3倍以上の編み目の密度があります。
95%が綿で出来ていますので、冬はほんのり暖かく、夏は通気性の良さで蒸れにくくなっています。
薄手で伸縮性があり、手や指にぴったりフィットするので、細かい作業がしやすいです。
実際の洗車において使う上でのメリットが、スポンジを落としにくい、ダイレクト感が気持ち良い、手が汚れにくいということに繋がります。
一回味わってしまうとこれが普通になってしまいます。
特に「いかにチカラを抜くか」とテクニックを追求していくと、その繊細さに見合うものが欲しくなります。
常にガンガンチカラを入れた施工しかしない場合は分からないかもしれません。
【親指や人差し指部分のカットについて】
マイティ3では親指の部分をカットしてありますが、こちらからご購入される場合は、カットしてありません。
必要に応じてよく切れるハサミでカットして下さい。
【他の用途にも良いです】
マイティ3やタイヤワックスなどを施工する際に使用するだけでなく、見た目はさておきクルマを運転するときのグローブとしても使えるほどです。
薄手の生地のため、ハンドルを握る感覚がダイレクトに伝わり、ほどよいグリップ感があります。
また手や指にぴったりフィットするから、細かい作業がしやすいだけでなく、チカラも入れやすいです。
編み目が細かいため、手が汚れにくいので、園芸などの用途にも使えます。
【軍手を使用してはならない場面について】
労働安全衛生規則の第百十一条
「ボール盤、面取り盤等の回転する刃物に作業中の労働者の手が巻き込まれるおそれのあるときは、当該労働者に手袋を使用させてはならない」
回転体に巻き込まれる恐れがある際には使用しないようお願いします。
スイスで編み手袋として生まれ、明治39年に日本に持ち込まれ、軍隊で使われるようになったそうです。
軍用手袋の略が軍手です。
その後日本独自に進化していったそうです。
軍手のことを色々調べて今回はじめて知りました。
【商品内容】
一双(両手分)ではなく、一枚(片手分)です。
左右兼用です。