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マイティ3またはご褒美マイティ3で美観維持出来ている人向けに、洗車で避けようのない塗装の僅かなキズを狙って消すことを目的とした、手磨き用のコンパウンド(研磨剤)です。
果物の皮を剥く(英訳:flay)かのように、勇気の要らないコンパウンド。
研磨に一歩だけ踏み込んだ洗車用品です。
マイティ3の洗浄力に加え、一歩だけ研磨側に振った研磨力です。
もうちょっと削りたいという人は、ダブルアクションポリッシャーで施工すると良いように思います。
写真にあるようにホンダの黒のような超シビアな塗装でも簡単に仕上がります。
もちろん新車にも使えて、新車特有のゆず肌を消しません。
その絶妙な研磨力だからこそ、過剰に塗装を削ってしまうことがありません。
マイティ3やご褒美マイティ3同様に、スポンジ戻しのテクニックを使えると、ファイバークロスで拭き取り不要なくらいまで素早く仕上げていくことが出来ます。
[note記事]満足に水が使えない(水道設備がない)状況でどうやって塗装の下地処理を行なうかについて
https://note.com/3110bisou/n/na9dd846c9327
ビフォーアフターの写真や施工動画は順次増やしていきます。
とりあえず商品として出すことを優先して頑張りました。
【消せるキズ消せないキズ】
洗車の時に出来る限りキズを付けないようにしようと配慮していたとしても、キズは必ず入ります。
それはどんなに柔らかいスポンジやファイバークロスであってもです。
そのキズを簡単に消すために便利なのがFLAYER1です。
何の配慮もなく付けてしまった洗車キズの場合、FLAYER1で消すには少し深いキズという扱いです。消せないことはないですが想定よりも時間が掛かります。
飛び石や何か固いものをぶつけたなどで付いた深いキズは消せません。
その絶妙な研磨力だからこそ、過剰に塗装を削ってしまうことがありません。
FLAYER1で消せないキズは本格的な研磨をご検討ください。
【開発経緯】
飛び石などの抉ってくるキズはしょうがないとしても、クモの糸のような細い僅かなキズさえなんとかできれば、ぱっと見の印象を大きく変えます。
マイティ3やご褒美マイティ3では、「キズを隠す」という方法で対処してきましたが、「キズを消す」ことでも対処できるようにしたいと思うようにもなってきました。
研磨せずに済むに越したことはないという考えに変わりはありません。
しかし、仕上がりの高みを追求すると、研磨で仕上げることに勝ることはなく、避けては通れません。
しかし、どこまでも削って良いほど塗装は厚くはありませんので、いかに最小限の研磨とするか、それはコンパウンドをどうするかだけでなく水道設備がない場所でも出来るよう、施工方法も含めて開発致しました。
人間の歯で例えれば、歯磨きでは取れない着色汚れ(黄ばみ)を取るというようなイメージです。
それが手磨き用のコンパウンドFLAYER1です。
【FLAYER1の名前の由来】
FLAYER1(フレイヤーワン)と読みます。
「flay」は果物などの皮を剥ぐという意味で、そこに~する人という意味の「er」を付けています。
僅かな洗車キズは1/1000mm(1㎛)も削れば大抵は消えますので、そこから「1」を付けています。
また商品ラベルにある、
「don't be crazy easygoing」は訳すと
「ムキにならず気楽に行こう」という意味です。
大抵の方は青空駐車環境またはそれに準じる場所で施工するのだと思います。完璧を求めてムキになるのではなく、ほどほどのところで納めて楽しく行きましょうというのを僕はオススメしています。
じゃないとノイローゼになりますよ。
キリないですから。
【施工方法】
事前に砂ぼこりなどを水洗いにて落とし切って下さい。
付属のスポンジに指関節1~3本程度を垂らし、スポンジを押し潰さないチカラ加減で施工します。
マイティ3やご褒美マイティ3と施工方法は同じです。
ファイバークロスで拭き取らなくても、スポンジだけで仕上がるほどに切れが良いです。
(切れが良い=コンパウンドが張り付いて残ったりせず、仕上げやすいことを言います)
マイティ3やご褒美マイティ3同様に、スポンジ戻しのテクニックを使えると、ファイバークロスで拭き取り不要なくらいまで素早く仕上げていくことが出来ます。
つまり、キズの消え具合を確認しながら、削る量を微調整しやすいということです。
施工する上でご注意いただきたいのは、周辺環境や光源の有無によって、キズの見え方がまるで変わるということです。
その参考になるように僕が乗るホンダN-ONERSの3枚の写真は、環境を変えて同じ個所を撮影したものです。
ちゃんとキズが見えている状態で施工し、仕上がりを確認ください。
一般的な普通車サイズでしたら、6台は施工できるほどの量となります。
もしそれ以上の消費量となった場合、単に使い過ぎか、塗装面のコンディションが悪い(汚れ、染み、深いキズ)ことが考えられます。
【ビフォーアフターの写真について(ホンダN-ONE RS)】
①水洗いのみ行い太陽が雲で陰っている時
②マスキング上部のみFLAYER1で施工し、太陽光が当たっている時
③マスキング上部のみFLAYER1で施工し、高演色性LEDライトを当てている時
2021年7月に新車として納車され、1か月間の青空駐車、それ以後はガレージ保管、走行距離約8300kmです。
バケツ一杯の水洗い洗車+マイティ3またはご褒美マイティ3で美観維持してきました。洗車回数はおよそ20数回です。
汚れ染みキズは見えず、ツヤ感さえ維持されています。
特定条件下において、わずかな洗車キズが見えるという状態です。
このビフォーアフターの写真は、FLAYER1に付属する「淡い黄色の丸スポンジ」を潰さないチカラ加減で、マイティ3を施工するような感じでササっと仕上げています。もちろん、ポリッシャーなどは使用せず、手磨きです。
本格的な研磨をする方にとっては、鉄粉を除去しないことや追い込みが足りないということにご意見おありでしょうが、このように研磨量を最小限にほどほどに仕上げる難しさというのもあるかと思います。
研磨においての「ほどほど」をいかに手を抜いて目指すか、それを簡単に出来るようにしたのがFLAYER1です。
これ以上の仕上がりを目指すとしたら、お金と技術と労力が跳ね上がり、しかも洗車や研磨に興味がない人にはあまり違いが分からない領域に入っていくように思います。水道設備すらない場所でやらなければならない僕としては、その領域の職人さんたちはスゴイとリスペクトしております。
僕だったら洗車ごと毎回やるのではなく、気になるようだったらたまにやる、おめかししたいときにやる、そんなノリで使います。
【FLAYER1仕上げ後のお手入れについて】
マイティ3と同じフッ素系樹脂やシリコーン樹脂を配合してありますので、FLAYER1のみで仕上がりとしても構いません。
FLAYER1で仕上げた直後または次回洗車で、マイティ3やご褒美マイティ3を施工しても構いません。
ただし、FLAYER1は油性であるため、施工前に脱脂を要求するようなコーティングの下地作りには適しません。もしその場合にFLAYER1を使ったとしたら、施工後に脱脂してください。
【鉄粉除去について】
研磨する上で鉄粉除去は鉄則というのが一般的な認識かと思います。
しかし、僕は水道設備がない場所で洗車しなければならないという制限があります。となると鉄粉除去のために水を掛けながら粘土を当てるということが出来ません。
あまりに酷い鉄粉の付着がある場合は、何とか水道設備がある場所を確保し鉄粉除去した方が良いに越したことはないにしても、目視出来ないレベルであるなら鉄粉除去せずとも研磨に取り組むことが出来る手法を試行錯誤しました。
それが上記にある施工方法です。
キズが入る現象というのは4つの要因に分けることが出来ます。
①砂ぼこりなどの異物が乗っている
②チカラを掛けること
③しつこく擦ること
④スポンジやファイバークロスの固さ
鉄粉という異物がある状態は避けられないとしても、砂ぼこりは落とし切った上で、②③④を突き詰めると想像以上にキズは入りません。
非常に柔らかいスポンジを使った手磨きで、チカラを掛けず、擦る回数も減らすとしたら、キズは消しつつ、鉄粉が絡むことで付くキズを限りなく少なくすることが実現可能です。
コンテストに出すとかでなければ、研磨する上で必ずしも鉄粉除去を行なわなくても良いのではないか?というのが僕が得た見識です。
実際に僕自身も色々検証して思ったことは、太陽光下や高演色性LEDライトで照らしたくらいでは、キズは見えないレベルに仕上げることが可能だということです。
鉄粉の付着程度、求める仕上がり、とりまく制限、この辺を鑑みて調整して頂ければと思います。
どこまで追及するかによるというところです。
ただし、ポリッシャーで研磨するとしたら鉄粉除去は必須です。
手磨きよりも押し付ける圧がどうしても強くなるからです。
【バケツ一杯の水洗い洗車との相性】
FLAYER1での鉄粉除去を行なわない研磨ですが、バケツ一杯の水洗い洗車と非常に相性が良いです。
大抵の方は青空駐車環境で施工されるかと思います。
事前に全体をキッチリ水洗いしたとしても、研磨施工中に砂ぼこりが付着し巻き込んでキズを入れるということの方が鉄粉よりも大きい要因だと思えるからです。
バケツ一杯の水洗い洗車は、乾く前に拭き取れる範囲のみ濡らして拭くという部分洗車が可能です。
なので1パネルごと、直前に水洗いし研磨するということが可能です。
このやり方は砂ぼこり付着のリスクを最小限にします。
【染みに対しての有効性】
浅いキズを消すための研磨力しかありませんので、過度な期待はしないでください。
固着した汚れが染みに進行し始めたという段階であるなら、FLAYER1でも染みを取り除くことは可能と思います。
ただし、それは施工してみてどう仕上がったかによって判断するものです。施工前の状態を見ただけでは僕ですら判別不可能です。
丁寧に段階を踏むのであれば、マイティ3で柔らかいスポンジから順番に施工し、それでも取れなければFLAYER1でも柔らかいスポンジから順番に施工してみるという手順となります。
取り除けたのなら、軽度の染みと判断できます。
取り除けないのなら、それなりに染みが進行してしまっていると判断できます。
【商品内容】
内容量:135ml
付属品:なし